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「自分に起こる」災害

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政府広報 広報ぼうさい  「記者の目」より

地震の避難所は学校が多いけれど、洪水の避難所は同じところとは限らない。そんな単純なことさえ意識していないのだと、先日取材相手と話をしていて気が付いた。

鹿児島・奄美大島の豪雨災害や、今冬の豪雪災害、宮崎、鹿児島両県境にある霧島連山・新燃岳の火山活動の活発化など、月に1度は、何らかの災害が起きているように思う。これは、災害自体が多いというより、自分自身の意識の差なのではないかと最近、考えるようになった。

防災担当になるまでは、日々の生活の中で、特段災害について意識していなかったが、今は災害が起こるたび、意識して情報を入手しようとするためだろう。ひとつひとつの災害を意識するだけで、こんなにも多くの災害が起こっている事実に気付かされた。

学生時代、飲食店でアルバイトをしていた時、突然お客さんに握手を求められ、「命あってのおいしいご飯よね」と言われたことがある。何事かと思って話を聞いてみると、前日のゲリラ豪雨時に車に乗っていて、線路の下をくぐるトンネルを走っている際に、あっという間に水位があがり、車の中に閉じ込められたのだという。偶然、近くを通りかかった人が3人がかりでドアを開け、事なきを得たようだ。お客さんの手の力強さに、災害は意外と近くで起こっているものなのだなと思った記憶がある。

そうはいっても、「近くで起こる」災害と、「自分に起こる」災害では、危機意識に雲泥の差がある。私自身は幸いにも、大地震も洪水も、命に関わるような深刻な災害を経験したことがないため、「自分に起こる」という意識で備えなくてはならないと思っていても、どこかで他人事だと感じてしまうことも多い。ただ、防災への意識を自分の身近に引き寄せるための道具として有効なのは、「情報」だとも思う。

情報を担う職業に就いた今、自分から遠く離れた地域で起こっている災害に対して思いを巡らし、自分の立場に置き換えて備えられるような情報を提供できるよう、正確な情報を伝えていきたい。

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